円満退職で行政書士事務所を開業するために

私は現在、従業員数10名程の医院で事務員として働いています。
しかし行政書士事務所を開業するために退職を考えています。
そこでいつ退職をして開業するかということを考えてきましたが、開業資金、そしてこれからの生活のことも考え、まだはっきりした時期を決めるまでには至っていません。

予期しなかった同僚の退職

現職で事務員として働いているのは私を含めて3名です。
小さな医院とはいっても、院長は意欲的で外来診療だけではなく、在宅医療、住民健診、介護施設の配置医師、医師会の活動など幅広くやっています。
年齢71歳とは思えないくらいのパワフルな活動をしています。そんな院長の下で働かせていただいているのですが、そのパワフルな活動が私達従業員の仕事量の多さにもつながって結構大変なんですよ。

しかし私が辞めても他に2人の人がいるのでそんなに迷惑がかることはないだろうと思っていました。
ところが1人の人が体力的理由で4月15日付で退職することになり、少し事態が変わってきたのです。

行政書士試験合格の報告と開業したいことを意思表示

私は、行政書士試験の勉強をしていること、そして合格したことも職場では話していませんでした。ですのでもちろん院長も知っていません。
しかし、3人の内2人が近い時期の辞めることになるとそんなに簡単な引継ぎでは済ますことができません。
やはり院長に話をしなければならないのは今だと思い、先日報告をしました。

院長から、士業たる者の心得などを聞いた後、とつぜん「ところで横山くんは何歳だっけ?」と聞かれ、「52歳になります」と答えたのですが、何故そんなことを聞かれたのかと思いましたが、それ以上私から言うことはできませんでした。きっと52歳で開業?と思ったのでしょうね。
そして私は院長へ事務員の増員をしていただきたいとお願いしてみました。
雇用主が人を増員するのはそんなに簡単なことではないと思っていましたが、院長は少し考え、増員の募集を出すことを了承してくれました。

採用のための面接と実務研修

院長から募集の許可がでたので、早急ハローワークに申し込みをしたのですが、すぐに多くの募集人数が集まったため、一時審査を履歴書で行いその中から何人かの方に面接、そして外来時間にきていただきて私達と一緒に研修をいうことで実務を経験していただきました。そして、昨日2人の方の採用が決まりました。

今回多数応募していただいたのですが、採用というのはその人がもっているスキルとか学歴だけで決まるものではないと思います。
大企業は違うかもしれませんが、従業員数が少ないところでは、そこに今働いている人の年齢層も採用を決めるのに大切なことになってきます。
だから採用されなかった方がだめなのではなく、巡りあわせが悪かったのだと私は思っています。

後任者育成

来週から新しい方がきていただけるのことになったのですが、私も新たな気持ちでやっていかなければなりません。
今までは、自分が辞めることを前提にしていなかったため、少しずつ覚えていってくれれば良いと思いそんなに積極的に育成をやってきませんでした。
しかし、今回はあまり時間をかけていくことは出来ません。

人数も増やしてもらったわけですから、早く覚えていただけるように私も頑張らなくてはなりません。
後任者の育成のための説明も開業後を考えたら良い勉強になるのではないかと思っています。

あとがき

まだ退職の日がはっきり決まったわけではありませんが、もう引き返すことは出来ないと思っています。
安定した職を離れるということは勇気がいることだと思います。
でも自分が選んだ道です。胸を張って生きていけるよう頑張っていきます。

記事:横山 弘美

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